検品(検査)作業とは?業務内容や向いている方、メリット・デメリットを解説

製造・軽作業
検品(検査)作業とは?業務内容や向いている方、メリット・デメリットを解説検品(検査)作業とは?業務内容や向いている方、メリット・デメリットを解説

仕事を探しているときに、「検品」や「検査」という仕事を見かけたことはないでしょうか。「何かを検査するのかな?」と思うものの、どのような仕事なのかがわからない方もいるでしょう。また、自分でもできる仕事なのかが気になる方も多いはずです。

そこで今回は、検品(検査)の業務内容や向いている方の特徴、メリット・デメリットなどについて解説します。

目次

  1. 1. 検品(検査)作業とは
  2. 2. 検品(検査)作業の業務内容
  3. 3. 検品(検査)作業に向いている方
  4. 4. 検品(検査)作業のメリット
  5. 5. 検品(検査)作業のデメリットと対処法
  6. 6. 検品(検査)作業は派遣社員で始めるのがおすすめ
  7. 7. まとめ

1.検品(検査)作業とは

検品(検査)作業とは、製造後の製品や工場から出荷する商品などの品質をチェックする作業を指します。流通前に不良品や不具合のある製品を取り除き、お客様に品質や安全性が保証された製品を届けるための重要な工程です。

確かな製品を提供することは、顧客満足度の向上や、企業に対する信頼の維持・向上につながります。つまり、検品(検査)作業は、企業の信用にかかわる重要な役割を果たしているのです。

検品(検査)作業とは

2.検品(検査)作業の業務内容

検品(検査)には、いろいろな種類があります。ここでは、検品作業の業務内容を、業種別に紹介します。

検品(検査)作業とは

製造工場の場合

製造工場の検品(検査)作業では、製造後の製品を1つずつ入念にチェックします。

≪不良検品≫

不良検品とは、その名の通り不良品がないかどうかを調べる作業です。傷や汚れ、破損、寸法間違いなどがある製品が混ざっていないかをチェックします。

≪作動検品≫

作動検品は、主に電子機器や家電製品などで実施される検品(検査)作業です。製品が正常に動作するかを確認します。

≪混入検品≫

混入検品は、主に食料品などで実施される検品(検査)作業です。製品に異物が混ざっていないかをチェックします。

物流倉庫の場合

物流倉庫の検品(検査)作業では、入荷された商品や出荷する前の商品を、伝票などのデータをもとに細かくチェックします。

≪入荷検品≫

入荷検品は、仕入れ先や自社工場などから入荷された商品に行う検品(検査)作業です。入荷伝票をもとに商品の数が合っているかを確認したり、汚れや破損、初期不良がないかを調べたりします。

≪出荷検品≫

出荷検品は、倉庫から出荷する前の商品に行う検品(検査)作業です。ピッキング(必要な商品を集める作業)した商品の種類や数は合っているか、品質や梱包に問題がないかなどをチェックします。

3.検品(検査)作業に向いている方

検品(検査)作業には、どのような方が向いているのでしょうか。ここでは、検品(検査)作業向きの方の特徴を紹介します。

検品(検査)作業とは

特徴1|コツコツ取り組むことが得意

検品(検査)作業では、指定された項目に従ってチェックを繰り返し行います。そのため、定型業務に集中して取り組める方や、一定のモチベーションを維持しながら取り組める方が向いています。

特徴2|作業の効率化に興味がある

検品(検査)作業が滞ると、原材料の入荷や商品の出荷が遅れるなど、他の工程にまで影響を及ぼします。
ただ作業をこなすだけでは時間に間に合わないおそれがあるため、正確かつ効率的に進められる方が重宝されます。

特徴3|集中力を長時間維持できる

検品(検査)作業では、同じような作業が長時間繰り返されるので、気が散りやすくなるものです。
しかし、集中が途切れると製品の問題を見逃すリスクがあるため、集中力を長時間保てる方のほうが検品(検査)作業に向いています。

特徴4|細部への観察力や注意力がある

検品(検査)作業の際には、製品に付いたごく小さな傷やちょっとした見た目の違い、不具合などにも気づかなくてはなりません。そのため、几帳面な方や観察力がある方、細かい作業が得意な方などが適しています。

4. 検品(検査)作業のメリット

検品(検査)の仕事には、さまざまな魅力があります。どのような魅力やメリットがあるのかを、具体的に紹介します。

メリット1|未経験・資格なしでも始めやすい

検品(検査)の仕事の多くは、専門スキルや資格、経験などが不要です。さらにわかりやすいマニュアルや研修が用意されていることも多いので、年齢・性別や学歴・職歴などにかかわらず始めやすいでしょう。

ただし、危険物取扱者など、作業内容に見合った資格があったほうが有利ではあります。

メリット2|ひとりで黙々と仕事ができる

検品(検査)作業では、細かな傷や不具合も見逃さないように、静かで集中しやすい環境が整えられているのが基本です。そのため、ひとりで黙々と仕事に集中したい方にとっては、メリットが大きい職場といえます。

メリット3|重労働が少ない

検品(検査)の仕事は、目視または機器を用いたチェックがメインであり、重い物を運ぶなどの重労働が少なめです。あまり体力に自身がない方や女性でもチャレンジしやすいでしょう。

メリット4|ライフスタイルに合わせて働きやすい

検品(検査)の仕事はシフト制であったり、勤務日や勤務時間を調整してもらえたりするケースが多く、ライフスタイルに合わせやすい点もメリットです。

副業として働きたい、ダブルワークしたい、家事・育児と両立したいなどの希望がある方でも働きやすいでしょう。

5. 検品(検査)作業のデメリットと対処法

メリットの多い検品(検査)作業ですが、いくつかデメリットもあります。ここでは、検品(検査)作業の主なデメリットと、デメリットを乗り越えるための対処法を紹介します。

デメリット1|正確性やスピード感を求められる

検品(検査)作業では、不良品や不具合などを見逃さない正確性と同時に、作業を滞らせない効率性、スピード感を求められます。

さらに同じような作業を長時間続ける集中力も必要なので、精神的な疲労を感じやすいのがデメリットです。これらのデメリットの対処法として、以下のようなものがあげられます。

【対処法】

  • 動きやすいポジションを見極める
  • 道具を手に取りやすい場所に置く
  • マニュアルの手順をしっかり守る
  • 特にチェックすべきポイントを押さえておく

デメリット2|足腰や目に負担がかかることがある

職場によっては、長時間立ったまま検品(検査)作業を行うことがあります。さらに目視での検査もあるので、足腰や目が疲れやすいのもデメリットです。足腰や目への負担を減らす方法として、以下のようなものがあります。

【対処法】

  • 動きやすさ、疲れにくさを重視した服や靴を着用する
  • 目薬をさしたり目のマッサージを行ったりしてケアする

6. 検品(検査)作業は派遣社員で始めるのがおすすめ

検品(検査)作業のデメリットであげたような大変さは、個人の適性はもちろん職場環境によっても感じ方が変わります。そのため、自分に合った環境を選ぶことが大切です。

正社員だと希望通りの部署に配属されない可能性や、異動や転勤を指示される場合があります。職種や職場を自分で選びたい方は、希望が通りやすい派遣のほうが向いているかもしれません。

また、派遣社員であれば、正社員での就職が難しい大手企業で働けるケースもあります。さらに派遣会社のなかには、就業中のサポートが充実しているところも多く、仕事探しの悩みを相談しやすいのもメリットです。

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また、希望の就業条件や人柄、スキルにマッチした仕事をご紹介するため、これまでの経験を活かしやすいのもポイントです。派遣期間中も定期訪問サポートがあるので、困った際もすぐに相談できます。

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なお「できれば社員として働きたい」という方もいるでしょう。そのような場合は、製造現場での正社員・契約社員のお仕事もご紹介可能です。お気軽にお問い合わせください。

7. まとめ

検品(検査)作業は、製造後の製品や出荷前の商品などをチェックして、品質と安全性が保証された製品を届けるために欠かせない仕事です。

スキル・経験不問の求人が多く、わかりやすいマニュアルや研修が用意されている企業も多いため、未経験・資格なしでも始めやすいというメリットがあります。

さらにライフスタイルに合わせやすい、ひとりで黙々と作業ができるなどのメリットもあるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。