派遣社員と契約社員の違い!適性や選び方のポイントも徹底解説

派遣の働き方
派遣社員と契約社員の違い!適性や選び方のポイントも徹底解説派遣社員と契約社員の違い!適性や選び方のポイントも徹底解説

転職や就職活動を進めていると、求人票で「派遣社員」「契約社員」という言葉を目にする機会が多くあります。どちらも正社員とは異なる雇用形態ですが、仕組みや働き方には大きな違いがあり、違いを理解しないまま応募すると、「思っていた働き方と違った」と感じてしまうことにもなりかねません。まずは、派遣社員と契約社員、それぞれの特徴を正しく知ることが、自分に合った働き方を見つける近道です。今回は、派遣社員と契約社員の違いについて、基本的な定義から選び方のポイントまで詳しく解説します。

目次

  1. 1. 派遣社員と契約社員の基本的な定義
  2. 2. 派遣社員と契約社員の主な違い
  3. 3. 派遣社員・契約社員の選び方のポイント
  4. 4. まとめ

1.派遣社員と契約社員の基本的な定義

派遣社員と契約社員では、働き方の仕組みそのものが異なります。まずはそれぞれの基本的な定義を確認しましょう。

派遣社員と契約社員の基本的な定義

派遣社員とは

派遣社員とは、派遣会社(派遣元)と雇用契約を結び、派遣会社とは別の企業(派遣先)で働く雇用形態のことです。雇用主はあくまで派遣会社ですが、実際の業務にあたっては派遣先企業から指揮命令を受けるため、「間接雇用」と呼ばれます。

派遣社員の雇用形態には「有期雇用派遣(登録型)」「無期雇用派遣(常用型)」「紹介予定派遣」の3種類があります。給与や社会保険、福利厚生については、派遣先ではなくすべて派遣会社が提供する仕組みになっています。

なお、有期雇用派遣は数か月単位の短期契約が中心である一方、無期雇用派遣は派遣会社と期間の定めのない契約を結ぶため、比較的安定して働き続けやすいという特徴があります。

契約社員とは

契約社員とは、就業先の企業と直接有期雇用契約を結ぶ「直接雇用」の雇用形態です。「契約社員」に法令上の明確な定義はなく、一般的に、期間の定めのある労働契約で雇用される社員を指すことが多くあります。

1回あたりの契約期間は原則3年が上限となっており、同一の企業との間で通算5年を超えて契約を更新した場合は、労働者からの申し込みによって無期労働契約へ転換できます。これは「無期転換ルール」と呼ばれる制度で、契約社員として働く上で知っておきたいポイントの一つです。

無期転換ルールは、有期雇用契約が繰り返し更新されることで生じる雇用の不安定さを解消するために設けられた制度であり、契約社員として長く働き続けたい人にとって重要な仕組みといえます。

2.派遣社員と契約社員の主な違い

派遣社員と契約社員は、定義だけでなく、雇用主や指揮命令の仕組み、給与形態、働き方の柔軟性といった実務面でも違いがあります。ここでは、実際に働く上で押さえておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。

派遣社員と契約社員の主な違い

雇用主・指揮命令系統の違い

契約社員は勤務先企業と直接雇用契約を結び、その企業の指揮命令のもとで働きます。一方、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んだ上で、実際の業務では派遣先企業の指揮命令を受けながら働くという違いがあります。

また、仕事上のトラブルが起きた際の相談先も異なります。契約社員は勤務先企業に相談するのが基本ですが、派遣社員は雇用主である派遣会社に相談する流れになります。

福利厚生についても、派遣社員は派遣会社の制度が適用され、契約社員は雇用主である就業先企業の制度が適用される点も覚えておきましょう。

給与形態の違い

給与形態にも違いがあります。契約社員は月給制や日給制であることが多く、直接雇用のため、就業先企業の評価制度や昇給制度が適用されます。

対して、派遣社員は時給制が一般的です。賞与の有無や支給額については法律上の規定がなく、派遣会社との契約内容や就業規則によって異なります。派遣社員が昇給や正社員登用を目指す場合は、直接雇用への切り替えや、紹介予定派遣といった制度を利用する流れが一般的です。

勤務時間・働き方の違い

派遣社員は勤務日数や労働時間を調整しやすい傾向があります。「週3日勤務」や短時間勤務など、自分の希望を反映したフレキシブルな働き方がしやすくなっています。また、勤務地や勤務時間、仕事内容、在宅勤務の可否など、希望条件をもとに仕事を選びやすい仕組みです。

これに対して契約社員は、フルタイム(週5日8時間)の常勤求人が中心で、決まったスケジュールで安定して働く形態です。就業先企業との直接雇用となるため、勤務条件の交渉は基本的に自分自身で行う必要があります。

自分の生活リズムやライフステージに合わせて働き方を選びたい人にとって、派遣社員の柔軟性は大きな魅力の一つとなります。

3.派遣社員・契約社員の選び方のポイント

ここまで見てきた特徴を踏まえて、自分のライフスタイルやキャリア目標に合った雇用形態を選ぶためのポイントを整理していきましょう。

派遣社員・契約社員の選び方のポイント

キャリアアップ・正社員登用を目指すなら契約社員

正社員と同等の業務範囲で責任のある仕事を担いたい人や、同じ企業で長期的にキャリアアップ・正社員登用を目指したい人には、契約社員の働き方が向いている可能性があります。

契約社員は、勤務態度や実績が評価されると正社員登用の対象になる場合があり、長期的に同一企業でスキルを積み重ねたい人に適した雇用形態といえます。

柔軟な働き方を希望するなら派遣社員

仕事とプライベートを両立させたい人や、週2〜3日・短時間勤務など柔軟な働き方を希望する人には、派遣社員が向いています。担当業務の範囲が契約であらかじめ限定されているため、決まった業務をコツコツこなしたい人にもおすすめの働き方です。

さらに、派遣社員は派遣会社から仕事の紹介を受けられるほか、職場でのトラブル相談やスキルアップ研修などのサポートを受けながら働けます。どんな仕事が自分に合うか見極めながら経験を積みたい人にとっても、心強い選択肢となるでしょう。

どちらの働き方にも一長一短があるため、目先の条件だけでなく、数年後にどのような働き方をしていたいかも踏まえて検討することが大切です。

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4.まとめ

派遣社員と契約社員は、雇用主や指揮命令系統、給与形態、働き方の柔軟性など、さまざまな点で違いがあり、重視する働き方やキャリアプランによって適した選択肢は異なります。

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