「施工管理は残業が多くてきつい」というイメージから、転職に踏み出せずにいる人は少なくありません。しかし近年は働き方改革が進み、施工管理の労働環境は大きく変化しています。今回は、施工管理の働き方の実態や人気の理由、向いている人の特徴、そして転職で後悔しないためのポイントについて解説します。
目次
- 1. 施工管理は「意外と楽」!働き方の3つの実態
- 2. 施工管理が人気な理由・魅力
- 3. 施工管理が向いている人の特徴
- 4. 施工管理への転職で後悔しないためのポイント
- 5. まとめ
1.施工管理は「意外と楽」!働き方の3つの実態
2024年4月には建設業にも時間外労働の上限規制が施行され、働き方改革によって施工管理の労働環境は大きく変わりつつあります。ここでは、実際の就労実態を3つの視点から見ていきましょう。

働き方改革で労働環境が改善されている
2024年4月より建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、原則として月45時間・年360時間以内に残業時間を抑えることが義務づけられました。これを受け、国土交通省が主導する形で、週休2日制の導入やIT活用による業務効率化が現場で進められています。
実際に、一般社団法人全国建設業協会が実施したアンケートでは、前年と比較して月あたりの平均残業時間が「15時間未満」の割合が現場・事務所の両方で増加しており、長時間残業をしている層は減少傾向にあることがわかっています。こうしたデータからも、施工管理の労働環境は着実に改善が進んでいると言えるでしょう。
出典:一般社団法人 全国建設業協会「令和6年度「労働環境の整備に関するアンケート」結果」
デスクワーク中心にシフトしている
また、労働時間だけでなく仕事内容そのものにも変化が生じています。DX化や分業化が進んだことで、施工管理の業務は工程管理や書類作成、関係者との打ち合わせといったデスクワークが中心になりつつあり、現場で体を動かす肉体労働の割合は大幅に減少しています。
加えて、先進的な現場ではドローンやウェアラブルカメラを活用し、現場を巡回する回数そのものを減らす取り組みも広がっており、体力面での負担が軽くなっていることも「意外と楽」と感じられる理由の一つです。
平均年収が全職種平均を大きく上回る
施工管理は、年収の高さも魅力の一つです。厚生労働省が運営する職業情報提供サイトjobtagによると、施工管理職の平均年収は建築分野で約680万円、土木分野で約625万円となっており、国税庁が発表する全職種平均の478万円を大きく上回ります。
さらに1級施工管理技士などの資格を取得すればより年収が上がりやすく、スーパーゼネコンでは30代から40代で年収1,000万円を超えるケースも現実的な水準とされています。労働環境の改善と高い年収水準を踏まえると、施工管理はかつてのような厳しいイメージだけでなく、働きやすさや収入面の魅力も兼ね備えた仕事へと変わりつつあると言えるでしょう。
出典:
職業情報提供サイトjobtag「建築施工管理技術者」「土木施工管理技術者」
国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査」


