在宅勤務は、働き方改革の推進やコロナ禍により急速に普及しました。その後、コロナ禍の収束に伴い、在宅勤務を縮小する企業が増加しています。
ポストコロナ(アフターコロナ)の時代を迎えた今、企業は在宅勤務のよい面と悪い面の両方を理解し、自社にとって最適な就業形態を模索する段階にあります。特に、在宅勤務による生産性向上と従業員の柔軟な働き方の両立を実現できるかどうかが、企業の競争力を左右する時代へと移行しているのです。
この記事では、在宅勤務のメリットとデメリットに加え、導入企業の最新動向と事例も紹介します。
この記事で分かること
・企業における在宅勤務のメリット&デメリット
・従業員における在宅勤務のメリット&デメリット
・さまざまな企業における在宅勤務の取り組み状況
目次
- 在宅勤務とは?
- 企業が在宅勤務を実施する背景
- 在宅勤務のメリット
- 従業員にとってのメリット
- 企業にとってのメリット
- 在宅勤務のデメリット
- 従業員にとってのデメリット
- 企業にとってのデメリット
- 企業事例
- 日産自動車株式会社
- 株式会社資生堂
- GMOインターネットグループ株式会社
- 本田技研工業株式会社
- まとめ
1.在宅勤務とは?
在宅勤務とは、自宅を就業場所に指定した就業形態であり、基本的にはパソコンやスマートフォン等を使用して業務をおこないます。「オフィスに出社しない」という意味で、在宅勤務はテレワークやリモートワークの一種といえます。これらの用語は、いずれもオフィス以外での就業を指す広義の概念ですが、在宅勤務は特に自宅での就業に限定した狭義の用語です。
ただし、一括りに在宅勤務といっても、自宅ですべての業務をおこなうだけでなく、指定された出社日以外は在宅勤務日とする場合や、基本は出社でも都合に応じて在宅勤務を許可するといったハイブリッド型を取り入れる企業もあります。
企業が採用する在宅勤務の形は、業務内容や従業員のニーズに応じて異なります。事務職や企画職などの在宅勤務に適した職種では、完全在宅が可能な場合もあります。一方、製造業やサービス業など現場作業が必要な職種では、部分的な在宅勤務の導入にとどまることが多いです。
このような多様性こそが、組織全体の生産性向上と従業員満足度の向上をもたらす重要な要素となっています。

