2025年度の最低賃金は過去最大の引き上げとなりました。最低賃金の改定が派遣料金に与える影響や、派遣契約の見直しのタイミングなど、押さえておくべき知識は多岐にわたります。
この記事では、2025年度の地域別最低賃金を一覧で紹介し、派遣社員に対する最低賃金の仕組みなど、実務で欠かせないポイントを解説します。
派遣先企業として検討すべき事項を押さえ、人材戦略に活かすヒントとしてご活用ください。
・最低賃金の基礎知識
・最低賃金と派遣料金の関係性
・最低賃金の改定前に企業が備えること
目次
- 最低賃金とは
- 令和7年度(2025年度)地域別最低賃金一覧表
- 特定(産業別)最低賃金
- 最低賃金が与える派遣料金への影響
- 派遣も最低賃金法が適用される
- 派遣先企業の最低賃金が適用される
- 派遣元企業が賃金調整を行う
- 最低賃金改定前に派遣先企業が備えることとは
- 人員計画とリソース配分の見直し
- 働き方やエンゲージメント向上施策の強化
- まとめ
1.最低賃金とは
最低賃金制度とは、使用者が労働者に支払わなければならない賃金の下限を国が定める制度です。最低賃金より低い額で労働契約を締結しても法律によって無効となり、最低賃金額と同額の賃金が適用されます。

最低賃金には次の2種類があります。
- 地域別最低賃金:各都道府県における最低賃金。職種や業種、雇用形態を問わず、すべての労働者に適用される基準
- 特定(産業別)最低賃金:地域別よりも高い賃金の設定が必要と判断された特定の職種や業種に適用される基準
両方が適用される場合は、高い方が適用されます。最低賃金の発効日(改定後の額が適用される日)は都道府県により異なりますが、毎年10〜12月頃です。
