およそ18年間という長い取引実績を誇る、旭化成ホームズと旭化成アミダス。6名からスタートした小さな部署が2021年現在は100名の部署へ。その長い歴史の中で見えてきたお互いの強みと今後の課題について、旭化成ホームズ延岡入力センターの橋本さん、大田さん、室山さんと旭化成アミダスのスタッフプランナー宮崎が語ります。
互いに無くてはならない存在の、旭化成ホームズ様と旭化成アミダス


旭化成グループの住宅部門はグループ全体の約33%の売上を誇り、その中心に旭化成ホームズがあります。全国に数多くの支店を持ち、そこから寄せられる数多くの図面をCADに入力し、構造計算や積算、材料の拾い出しなどを行っているのが、旭化成ホームズ延岡入力センターです。
旭化成ホームズ全体の事業を推進していくため、無くてはならない存在である延岡入力センター。その運営の原動力となっているのが、派遣として働く、旭化成アミダスのスタッフです。
橋本 「延岡入力センターには100人ほどのメンバーが働いていますが、その中でも旭化成アミダスの派遣スタッフの皆さまには、我々が行う業務の大きなウエイトを占めてもらっています。当センターが無ければ、全国に広がる旭化成ホームズでの営業活動が回らなくなってしまうと言っても過言ではありませんから、非常にありがたい存在ですね」
そう話すのは、延岡入力センターのセンター長を務める橋本 務さん。旭化成アミダスとは、延岡入力センターが設立された当初から現在まで、およそ18年の付き合いになると言います。
そんな切っても切れない両社の縁を現在支えているのが、旭化成アミダス延岡支店の宮崎 和男。今から4年前、前任者から引き継ぐ形で、旭化成ホームズの担当となりました。
宮崎 「旭化成アミダスとしても大規模なお取引をさせていただいているのが旭化成ホームズ様です。前任者が7年間と長い期間担当していたこともありましたから、引継ぎの際には相当のプレッシャーを感じました。関係性や業務の進め方はすでに構築されていましたが、安心というよりは逆に自分のミスでそれを壊してしまってはいけないという責任感の方が重かったかもしれませんね」
担当変更による一抹の不安は、旭化成ホームズの方でもなかったわけでありませんが、そうした不安はすぐに払しょくされたと、延岡入力センターの生産図CADグループ長を務める大田 秀明さんは語ります。
大田 「宮崎さんは、前任者が作った流れをしっかりと踏襲してくれて、なおかつ旭化成アミダスの派遣スタッフさんに対するフォローも非常に細やかでした。引継ぎに際して、私たちのことを細部まで理解してくれたんだということが伝わってきて、安心して任せることができましたよ」
派遣スタッフとの壁を無くし、一つのチームとしての成長を実現する


長く安定した関係性を築き、二人三脚で事業を推進してきた旭化成ホームズと旭化成アミダス。しかし、だからこその課題もあると延岡入力センターCAD入力グループ長の室山 修一さんは言います。
室山 「通常であれば、社員が派遣スタッフさんを管理するのが一般的だと思います。当社の場合、10年以上のキャリアを持った派遣スタッフも多数働いており、その中で教育や指導が行われるようになっています。もちろんそれ自体は素晴らしいことではあるのですが、これから定年を迎える方も出てくる中で、いかに世代交代をスムーズに行えるようになるかが今後の課題と言えます」
橋本 「派遣スタッフさんが多く働いているというのは、強みでもありますが、それをただ維持するだけでは弱みになってしまう可能性もあると思っています。こちらとして壁を作るつもりはなくても、派遣先のやり方に口出しはしないでおこうと思ってしまっている派遣スタッフさんもいるでしょう。我々としては社員も派遣も関係なく、一つのチームとしてやっていきたいという思いがありますから、その部分をより強化していくことができれば、延岡入力センターの総合力は、より増すのではないかと思います」
こうした課題に関しては、担当を務める宮崎も常に感じるところであり、改善に向けた動きを模索していると語ります。
宮崎 「派遣先様の要望はもちろん、一緒に働く同僚(先輩派遣スタッフ)の意見も参考にし、職場のバランスを考慮した派遣スタッフのご紹介を心掛けています。主体的に物事を考えられる方や、周りの意見を尊重できる方など、多様性を持たせることが大切ですね。その上で、常日頃から旭化成ホームズ様と意見交換をさせて頂き、より良い体制づくりに必要な人財を採用するように意識しています」
お互いに助け合える環境が、派遣スタッフ一人ひとりの成長をサポートする


旭化成ホームズ延岡入力センターの業務を支え、その運営に欠かすことができない存在となっている、旭化成アミダスの派遣スタッフ。専門知識や経験の豊富な人が活躍していると思われやすい職場ですが、実はそのほとんどが建築やCADを知らない状態で入社し、仕事を通して知識を身に付けています。
室山 「私たちは、全くの未経験者でも積極的に受け入れています。確かに仕事の中では専門用語や建築への知識が問われるシーンもありますが、これらは後からでも十分に身に付けられるもの。実際、本社のヘーベルハウスの開発部門が我々に意見を求めたりすることもあるぐらいなんですよ。経験や知識よりも、成長したいという前向きな気持ちこそが重要ですね」
なぜそのような大きな活躍ができるのか。旭化成アミダスの宮崎はこう分析します。
宮崎 「まずは教育体制の充実が挙げられると思います。入社後に集合研修を行って基礎を身に付け、その後はインストラクターによるマンツーマン教育を実施いただいています。そして何より、チーム制を採用していることです。個人で解決出来ない物件はリーダーを中心にお互いに助け合う風土が定着していること、わからないことがあれば気軽に質問ができますし、成長を阻害する要因がないことが、未経験者でも成長できる秘訣になっているのではないでしょうか」
大田 「子育てをしながら働いている派遣スタッフさんも多くいますが、子どもの体調不良や学校の行事などがあれば、チームメンバーがサポートをすることで、休みも積極的に取れるようにしてもらっています。プライベートを犠牲にしないで良いからこそ、仕事にもより一層頑張ろうという気持ちがわいてきますし、さらにサポートしてもらった分を恩返ししようという気持ちにもなりますから、良いサイクルができているんでしょうね」
宮崎 「あとは半期毎の業務貢献度に応じた表彰制度や慰労会のような社内イベントも豊富にご用意いただいていますよね。一つひとつは些細なことかもしれませんが、そうした要素の積み重ねがモチベーションアップにつながり、派遣スタッフ一人ひとりの成長を実現できているんだと思います」
これまでに築いた信頼関係を元に、さらなる発展を目指す


これまで築き上げてきた信頼関係と実績を土台に、さらなる繋がりの強化を目指していく旭化成ホームズと旭化成アミダス。
橋本 「今後新しく排水チームの拡大を予定しています。長く働く中でスキルアップをしてきた派遣スタッフさんが数多くいますから、変に線引きをしてしまうことなく、新しい業務をどんどん取り込んでいく予定です」
室山 「長く働いてくれている派遣スタッフさんたちは、社員から見ても一目置くようなスキルを持った人たちばかりです。そういう人たちをこれからもたくさん育てて行けるように、私たちも精一杯努力しますし、旭化成アミダスさんにもご助力いただけると幸いです」
大田 「一人ひとりの派遣スタッフさんに長く安定的に働いてもらいつつ、今後の事業拡大を見据えた人員増加も必要だと考えています。そこではまた旭化成アミダスさんの手を借りることになると思いますから、一緒に事業を発展させることができたらうれしいですね」
宮崎 「引き続き旭化成ホームズ様の要望やニーズをしっかり把握しつつ、現在活躍していただいている派遣スタッフが長期安定して働き続けられるようにサポートを徹底していきたいと思います。さらに、拡大予定の排水チームの採用も積極的にお手伝いしていきたいですね。スタッフプランナーとして、入社後のミスマッチを無くすために、事前の説明や職場見学などをより丁寧に力を入れていかないといけません。その上で、入社後もしっかりと職場に顔を出し、フォロー体制が整っているんだということを、派遣スタッフ一人ひとりにアピールしていきたいと思います」
それぞれの熱い想いとお互いへの信頼を武器に、両社はこれからも成長を止めることなく、前へと歩み続けます。